断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

おなかがプヨプヨのハエやアリヅカコオロギを、くしゃっと変形させることなく乾かす方法にはいくつかあって、最も優れた方法は臨界点乾燥器にかけることである。それとほぼ同様の結果がhexamethyldisilazane (HMDS)という試薬を使うことによって容易に得られるそうだ。私はキシレンとセロソルブを使っていたが、乾燥というより唐揚げのようになってしまい、外皮が脆くなること甚だしかった。
http://www.phorid.net/phoridae/dry.htm

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午前中に旅券を受け取りに行く。申請の際、後ろに待っている人が気になって、著名をものすごく適当に書いてしまったことに少し後悔した。

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午後からはGombakのマンマルコガネの原稿にかかりっきりだった。

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しょっちゅう海外調査に行っているので、採集道具の量がばかにならない。自宅の押入れが採集道具で一杯になっている。そこでプラスチックコンテナを業者に注文し、そこに整理して大学に置くことにした。プラスチックコンテナは、中型ダンボール箱くらいの大きさで、1個6000円。

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来月4日からのマレーシア行きに発電機を持っていくことにした。ガソリンを完全に乾かす必要があり、念には念を入れてふたを開けておいた。福岡空港は不当に職員がうるさいので、マレーシアに持っていけるのか不安である。その他、単1型電池を48本注文した。6個で1キロなので、48個で8キロとなる。

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4年生の安藤さんと間違えてゴミダマの安藤さんに電話してしまった。ところで、以前に安藤さんにお会いしたとき、「若いときには手帳は持たず、予定は全部頭に入っていた」とおっしゃっていたので、私も今年から手帳を持つのをやめた。そうしたところ、最初は約束を忘れていたりしたが、だんだんと記憶力が高まってきた。いまでは余計な日付まで覚えている。記憶力というのは意識的に活用したほうがよいようだ。