断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

昨日韓国の方から頂戴したその施設のパンフレットに「日本の侵略によって不毛にされた韓国の哀しい記憶を呼び覚ます植民地時代にカンムリツクシガモは採集された」と書いてあった。国の機関が外国人向けに作った英語のパンプレットにこういうことが書かれているのである。
昆虫ニューシリーズに和文投稿。和文は自分で細かい粗に気づくだけにだけに英文より時間がかかる。そもそも日本語というのは難しいのだろう。
昆虫学会の講演要旨をちょっこし書いて、共著者の藤原さんに送った。今年はクサアリの系統進化と分類の話し。
オオキバナガミズギワゴミムシの液浸標本を入手いただいた。日本産キバナガミズギワゴミムシの最難関種であり、どうしても欲しかった。ありがたい。
昨日は岐阜の木野村先生から未記載種のマルムネアリヤドリAspidobacrtusの標本を送っていただいた。数年前に岐阜の採集地をご案内頂いた際に私が1頭採集したのだが、標本が足りなかった。これで記載ができる。
端山さんから石垣島潮間帯ハネカクシをお送り頂いたとのご連絡。これもありがたい。
島田さんからクロシジミの幼虫を採集したとのご連絡。現在準備している出版物に欲しいと思っている場面があり、それに使えればと思っている。同じ場所でトフシアリの巣からケシアリヤドリDiploxenus kubotaiも採集したとのことで、きれいな写真を送ってきてくださった。
今は絶好の採集時期なんだなぁ。