断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

朝から同定の続き。テントウダマシは意外と難しかったが、各地の博物館で撮影した標本の写真が役に立った。同定していてテントウダマシの属分類は検討の余地ありと思った。
昼は「赤のれん&とん吉」でコテコテのとんこつラーメン。
テントウダマシで「これはわからないので貸してください」というのがあって、撮影して上野(輝)さんに属名をお伺いしたら、「Dadocerusです」と瞬殺だった。標本を見て、ヒゲブトテントウダマシTrochoideusに似ていて、それとは別属だとすぐわかった。そして同族のものにPleganophorusDadocerusという属があって、そのどちらかだろうとは思っていたのだが・・・だったら自分で原記載を引っ張り出せよと言われるかもしれないが、ついつい何でも知っている上野さんに頼んでしまったのであった。
「貸してください」ということは「いつか返します」ということであるが、素敵な虫なので長めにお借りできればと思う。間違いなく好蟻性だし。
Dadocerus nitidus Arrow, 1920
15時前に帰られた。お役に立ったようでよかった。