断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

タイに通い始めて、「いつか見つけられるかなぁ」と常々憧れていたゴミムシがある。それはアカヘリエンマゴミムシMouhotia planipennis(体長55ミリメートル)。標本商では簡単に手に入る虫だが、日本人が採ったという話しを聞きかない(そういう虫は多いですが)。
雨の山道を歩いていたら、突然、この大きな虫が目の前を横切った。そんなに素早いわけではなく、日本のオサムシより少々鈍いくらい。また、匂いはアオオサなどオサムシ属そっくり。この大きな口で何を食べているのだろう。カタツムリかなにかにかぶりつくのだろうか。