断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

もうすこしマンマルコガネで引っ張ってみる。今日は小松君の写真から。一番下の写真のように、夜間はシロアリの巣の壁のなかに潜んでいる。幼虫は巣材を食べ、蛹化も巣材のなかで行われる。寄主は圧倒的にイエシロアリ属Coptotermesの一種が好きなようで、おそらく巣材の質や巣の構造によるものだろう。イエシロアリの一種は立ち枯れに営巣し、巣の中を食べながら、内側から壁を塗り固めるように糞で巣の外を覆う。古い巣だとその壁が分厚くなり、厚さ2-3センチに達する。そこにマンマルコガネが集まり、世代を繰り返すようだ。多いときには1つの巣で8種ものマンマルコガネが採れた。

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