断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

エクアドルの写真はまだまだ続く。 今回も擬態の話し。 Y先生ごめんなさい→ ベニボタルには毒があり、各地でそれに擬態した昆虫がいる。擬態にはさまざまな形があり、代表的なものにベーツ型擬態とミュラー型擬態がある。ベーツ型擬態とは無毒の虫の毒のあ…

さすがに1ヶ月も仕事を休むと慌しい。いろんな締め切りもあるし、身一つでは足りない。 午後から3年生2名が来たのでおやつを食べながら雑談する。2人とも就職活動中であるが、当初目標としていた公務員への希望が小さくなりつつあり、より面白そうな一般企業…

今回のマレーシアではほとんど撮影しなかった。重いカメラを持っていくんじゃなかった。 ということで、エクアドルの写真の続き。 クモがアリに擬態するというのは世界各地で当たり前の現象である。熱帯へ行かずとも日本にもアリに似たクモはいる。しかし、…

日本人の間でもっとも忌み嫌われている虫はゴキブリであろう。虫に詳しい人であれば、大部分のゴキブリは野外にひっそりと暮らしていて、人間の日常とはほとんど関わりのないことを知っているが、それでも生理的に受け付けないこともあるようだ。また室内に…

今日からマレーシアに行ってきます。

今回の旅行で趣味的に最も見たかった虫はこのツノゼミである。昨日はオオキノコムシの話しをしたが、何と言っても、新熱帯=ツノゼミ、ツノゼミ=新熱帯である。期待通り、実にいろいろなものが見られた。今回の滞在で30種以上見ただろうか。好む木が決まっ…

時差ボケと薬の影響で良く眠れず、5時起床。ニンジンを収穫。立派な出来栄えに感動する。ニンジンは成長が遅いが、害虫が付きにくいので作りやすかった。 開拓記念館の堀さんが来室。話しこんでから「天天」で食事をしてお別れする。ペルーのツノゼミいろい…

新熱帯には独特な多様化を遂げた分類群が多い。チョウであればドクチョウやシジミタテハなどがあるだろう。甲虫では何と言ってもカブトムシの多様性がすばらしいが(その代わりクワガタは全体にやや貧弱)、他にもいろいろある。そのひとつが以下のオオキノ…

以前から見たいと思っていたヤマアリ亜科のアリ、Gigantiops destructor。属名は「巨眼」で、その名のとおり目が非常に大きい。活動は活発で、先端の黄色い触角を震わせながら、葉から葉へとピョンピョンと移動する。しかも目が良いので、カメラで追い回すと…

たっぷり10時間眠った。やはりウチの布団で寝るのが一番気持ち良い。私は基本的に旅行が嫌いなので、旅先でいつもウチの布団が恋しくなる。 寝る前に洗濯物を薄い漂白剤に漬けた。なにしろ泊まった先が湿度100%だったので、全く洗濯物が乾かなかった。しかた…

森の中を飛んでいた美しいハネカクシ。大型で、2センチほどある。こういうギラギラのハネカクシは東南アジアには少なく、南米とパプアに多い。恐ろしくすばやく、写真を撮るのに苦労した。いや、正確には撮れていない。実物は全身が明るい青で、もっと美しい…

ヒューストンからの機中では「県庁の星」、「世界の中心で、愛を叫ぶ」ならびに「春の雪」を見た。本当は眠りたかったのだが、真後ろの席にいた子供2人が飛んだり跳ねたり叫んだりしていたので全く眠れず、映画や本で時間をつぶすより他なかった。少々であれ…

今回訪れた場所はマラリアの流行地だった。たぶんハマダラカにはあまり刺されていないと思うが、いくら蚊に刺されても気づかない体質なので、念のためにクロロキンを飲んでいる。事前に流行地と聞いていれば福岡で予防薬を飲んで行ったのだが、誰もそのこと…

最初は子供のころに学研の「世界の昆虫」で見て憧れたボウバッタの一種Proscopiidae gen. sp.。今回の旅行で一番嬉しかった虫のひとつ。メスは手のひらくらいの大きさがあり、動きはかなり鈍い。オスはメスよりかなり小さく、動きはかなり早い。びっくりした…

じつは・・・エクアドルに行ってきました。乗り換えの1泊でヒューストンにいます。TVの取材に同行した関係で詳しくは当分言えないのですが、取材とのない生き物の写真でしばらくはお茶を濁したいと思います。 初めての南米は見るもの見るもの新鮮で、感動…