断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

今日は釣りへ。昼過ぎに家からくるまで30分ほどの波止へ行き、早速開始。前夜からアオリイカを釣っていた人がいて、大きなのがたくさん釣れていた。私のほうはまず、サビキで豆アジを確保する。投入の瞬間に浮子のまわりの海面が黒くなる魚影の濃さで、入れ…

今日は久々に雑用のない一日。古いメールの返信、解剖、原稿書き、本の整理の続きなどをする。また、学生さんやアルバイト用に机を一つと、文献整理用にファイルキャビネットを注文した。 秋の南アフリカ行きの準備が本格化しそうだ。とにかく日本にはアフリ…

大阪自博の学芸員が中心となって編集された干潟観察の入門書が出た。干潟の生物の解説が中心で、干潟の成り立ちや物理的環境についてもわかりやすく説明してある。解説は大変わかりやすく、単純にとても楽しめたし、勉強にもなった。惜しむらくはカラー写真…

昼過ぎに兵庫県博(+NPO法人西日本自然系博物館ネットワーク)の三橋さんがいらっしゃって、6月30日に九大で開かれる「第11回自然史系博物館における標本情報の発信に関する研究会」の打ち合わせがひらかれた。打ち合わせはもちろんのこと、会の(裏にある…

朝から熊本へ。今日は熊本県博準備室の収蔵庫からの大塚勲さんの本の運び出しをした。それにしても大塚蔵書のすばらしさといったらなく、今日も箱詰めしながら時折唸るものがあった。児童書から、高級な図鑑類、町村史、環境調査報告、地方同好会誌のほぼす…

午前中に代休をとり、自宅で休む。朝は雑草取り。しつこいカヤツリグサ科は先日の外来種図鑑でショクヨウガヤツリと判明した。上手く抜かないと塊茎が残って次々と発芽する。よくみると官舎の周囲のアスファルトの隙間や芝生にも生えていて、いかに厄介な植…

朝一番で畑を見たらずいぶんと雑草が生長していた。福岡では一昨日大雨が降ったようだ。トウモロコシはいつのまにか大きく芽吹いていた。トマトは背丈を超え、かなり実が膨らんできた。 午前中に大分へ採集にいらしていた上野先生がお見えになった。対岸の四…

昨日は法事で静岡へ。由比で食べたサクラエビ御膳がよかった。母の実家で久々に祖母に会い、痩せてしまっているのに驚いた。 東京の実家においてあった動植物の書籍と文献を大学へ送るべく、夜中まで箱詰め作業を進める。ダンボール20箱を用意してあったのだ…

午前中は6月4日からでかける奄美大島・徳之島旅行のチケット取り。福岡−奄美はパックで40000円。奄美−徳之島は往復で25000円。合計65000円とマレーシアやタイよりも高い。しかしこんどの旅行は加藤真研の合宿で、無人島へ渡ったり、ドレッジ調査に同行させて…

昨日、本を動かしたために筋肉痛。メールと事務仕事の合間にまた少し虫をさわる。 夕方から前館長の嶌先生がお見えになった。館内をご案内し、この夏に入れてくださる標本のことなどを相談した。この夏に標本を移したあとには、こちらで研究を続けてくださる…

昨晩、昆虫採集を趣味としていた宮崎の女の子が亡くなったとの訃報が届いた。闘病生活をしながら昆虫採集をしている子がいて、昆虫の掲示板をやっているので書き込んで欲しいと友人伝手に話しがあったのが数年前で、それから友人の福富君に話して、少し虫の…

着任してからもうすぐ5ヶ月を迎えようとしている。そろそろ落ち着くと思ったころに次々と新しい仕事が舞い込み、あっという間に時間が過ぎてしまった。単独の研究はもちろん、共同研究も長らく中断してしまっている有様で、多くの方にご迷惑をおかけしている…

待ちに待った本が出た。外来種に関するガイド本はいくつかあるが、この業界は悪い意味で日進月歩。次々と新しい外来生物が日本に定着しており、既存の本はどれも不十分な内容となっている。この本は内容が新しいだけでない。近似種との区別点等、同定に必要…

そういえば、金曜にお会いした清野さんの旦那さんの布施さんは矢原先生や三島さんの屋久島調査に同行されているという。世の中狭い。 久々の虫の写真は、金曜に山根さんと相談した際にお見せしたヒメサスライアリAenictusの雄14種の標本。雄交尾器を取り出し…

やらなくてはならない仕事が多数あるのだが、あえて休んで釣りにでかけた。うす曇で暖かく、釣りには最高の日和。干潮の14時過ぎに某港の堤防に到着し、早速、遠投カゴ仕掛けを投入。今日の狙いはアジである。しかしなかなか釣れず、周りも釣れていない。に…

今朝は官舎の草取り。月に1回、第3土曜日にあって、不参加の場合には1000円を払うことになっている。ついでに畑の世話。ハツカダイコンを収穫した。一部がモンシロチョウに食害されており、殺すのも気の毒なので、数株を幼虫の餌に残した。トマトは第1花序の…

昼過ぎから細石君と北九州博へ。アリの標本の整理に来ている鹿大の山根さんと京大でチンパンジーのアリ食性を研究している清野(布施)未恵子さんに会うのが目的だった。初めてお会いする清野さんはとても元気な方だった。1年もタンザニアでテント生活で調査…

変わらず不眠気味。行きがけにホームセンターで自転車を拾う。なかなか調子の良い熱帯魚の揃った店で、思わず時間を忘れる。ちかごろ部屋の水槽が安定してきて、ほとんどコケが生えなくなった。もう少し魚を足したいところだが、今月の25日に停電があるので…

Otto ScheerpeltzとKarl Hoeflerによる「Kaefer und Pilze(甲虫とキノコ)」。この本には思い出がある。最初に手に入れたのは科博ポスドク1年目で、ドイツの書店から送料・送金料込みで12000円ほどで手に入れた。しばらくしてお金に困って、何か本を売ろう…

未だ問題を引きずっている。交渉相手の方(この方に責任はない)が九大出身の良い方で、事態はなんとか良い方向へ進みそうだ。 しかしどっと疲れが出て何もする気が起きず、夕陽の落ちる多々良川へ行って水遊びをしてきた。対岸で犬を連れた女子高校生と男子…

行きがけに近所(小戸)の「コーナン」で自転車のパンクの修理を頼んだら、「2−3日かそれ以上かかります」とのこと。ここで買ったものである。これには呆れた。てくてく川を覗きながら歩いているとシマイサキの幼魚の群れが見つかった。 イタリアから標本が…

今日は開学記念日の式典で、その次第の一つ、大塚夫人の標本寄贈にかかる感謝状贈呈式があった。昼から懇親会で、寿司や刺身をいただき、「九州大吟醸」を飲んでしまった。 「蟻」の編集が9割がた完成。残りわずか。今回は70ページを超えることになりそうだ…

「蟻」の編集。これが終わったら本当に研究ができる。と思う。 明日は開学記念日の式典。昆虫標本を寄贈してくださった熊本の故大塚勲さんに代わってご夫人へ九大総長から感謝状が授与されることになっている。 - 永幡さんの「世界のブナの森」の夕日とオキ…

今日は展示の開錠係で大学へ。最近自転車がパンクしたので、歩いて駅まで通っているのだが、途中でわたる川を覗くと、護岸にびっしりとエビ(おそらくスジエビ)は張り付いていた。今度掬って釣りの餌にしたいと思っているのだが、いつ釣りにいけるかどうが…

今日はダラリと過ごした。午後から受付を一時間ほど。展示の来館者のアンケートに「子供のころに見ていたゲンゴロウに久々に出会えて感激です」(50代の女の人)とあって感激した。欧米の自然史博物館の多くには小さな生体展示があって、それを真似たつもり…

三島さんにこのブログの存在を知られたようだ。同じ部屋にいる人に見られるのは恥ずかしい。そういえば思い出したのだが、以前の飲み会で三島さんが「お姉さんのいる弟って他人に気を遣いますよね」と言ったので、私が「私も姉のいる弟ですからね」と言った…

展示の最終的な手直し等を行った。明日は総長が来て開館儀式。背広を着用していく必要がある。これが終われば本当に自分の論文書き一筋。野外調査と書きかけの原稿を片付けるため、今月と来月は他の仕事をお休みする。 夕方から久々にメールの返信を進めた。…

昼から大学へ。この1週間以上を魚の液浸の展示に費やした。しかし、結果は失敗。アクリルで専用ケースを注文作成したが、アクリルがアルコールを吸って曇ってしまうという根本的缺陥があったのである。ここは諦め、ガラスで特注して新たに作り直すことにした…

Taxonomy of the African army ant Dorylus gribodoi Emery, 1892 (Hymenoptera, Formicidae) - new insights from DNA sequence data and morphologyCASPAR SCHÖNING, WILLIAM H. GOTWALD JR, DANIEL J.C. KRONAUER1 & LARS VILHELMSENZootaxa 1749: 39–52 …

トマトに天敵を発見。それはコドモ。ようやく成った実がもがれていた。駆除するわけにも見張るわけにもいかないが、近頃は周りの花壇にもトマトを植える人が増えてきたので、危険が分散することに期待する。私も公園のツバキのつぼみをもいだり、祖母の育て…